2012年11月12日月曜日

山岳写真塾 -5- 「王ヶ頭ホテル・茜の部屋」

これまでの4回は、写真に関しての内容でしたが、
今回は、宿泊したホテル、「王ヶ頭ホテル」に関しての記事です。

王ヶ頭ホテルは、長野県松本市、美ヶ原高原にあるホテルです。

標高2,000mに佇む、天空のホテルです。

写真のはるか彼方、山頂に見えるのが、ホテルとテレビ塔です。

ブログもまめに更新されていて、王ヶ頭ホテル周辺の情景が良くわかります。
http://www.ougatou.jp/

朝日を浴びています。

満天の星空に映える王ヶ頭ホテル。
ドラマチックな情景です。

今回は、「茜」という部屋に宿泊しました。
http://www.ougatou.jp/akane.html

大変ゴージャスで、かつ、静かなベッドルーム。

和室+こたつ。
山歩きで疲れた体に、なんとも優しい空間でした。

食事は部屋で。
こちら、ダイニングルームです。

そして、マウンテンビューのバスルーム。
昼間は、なんとも恥ずかしいですが、富士山も見えて最高ですよ!

そして、ウェルカムフルーツ。
疲れた体に、糖分がしみ渡ります。

ベランダにはテーブルとチェア。
ここで飲んだコーヒーは最高です。

雲海と富士山と。

最高です。
本当に最高です。

他にも、寛げるスペースや、無料のイベント類、美味しい食事、などなど、
非日常の時間を過ごせる素敵なホテルです。

今回は、写真教室に参加したのですが、
撮影ポイントのそばまでは、専有のバスで移動できます。
もちろん、歩いても可能です。

重いカメラ道具があったので、非常に助かりました。

ホテル前からの朝焼け。

朝日が昇り、空が青く、ホテルも日に当たり、一日が始まります。

最後になりますが、ホテルの従業員の皆様。
本当に御親切に、どうも有り難うございました。

最後、たくさんの皆さんに見送って頂き、またきたいな、って思いました。
今度は、厳冬期に行きたいと思います。

2012年11月5日月曜日

山岳写真塾 -4- 「星」


これまで、『山岳写真塾 -1- 「足もとを撮る」』『山岳写真塾 -2- 「写真のアクセント」』『山岳写真塾 -3- 「空」』をアップしました。

今回で4回目。

メインテーマの一つ、「星」です。


街中だと、ライトの影響があったりして、良い色での撮影が困難です。

山の中だと、空気もきれいだし、人工的な影響が少なく、綺麗な星空が見えるし、撮れるのです。

そこで、夜中、早朝、とにかく撮りまくりました。

ほぼ初挑戦なので、ピントや、F値、ISO感度の調整が上手くいかず、試行錯誤しつつ、撮影しました。
カメラの設定のほかにも、風、空気(湿度)、冷気、雲、月など、要素が多く、本当に苦労しましたが、とても楽しく出来ました。

美ヶ原高原が夜に包まれています。

朝焼けと星空。

空って、夜でも青いんですね。

王ヶ頭ホテルです。
完全に、天空の城ですね。

雲が流れてくる様子です。

朝焼けと星空の共存です。
まさに、この時間帯だけの特別な情景です。

看板は、月明かりに照らされています。

左下の光の帯は、クルマです。
ナイトクルージングです。

広角で、たくさんの星達を集めました。

そして、最終目的。
「星のながれ」

星の動きを表現する為、長時間露出での撮影を試みました。


初日。

失敗。。。
原因は、カメラの設定(ノイズリダクション:長時間露出時のノイズを除去する機能)を「入」にしていたため、30秒ごとに、30秒間、撮れていない時間が出てしまいました。

また、北極星が写真のセンターに来ていません。。。

翌日。
というか、翌々日。

やっと、成功しました。

方位磁石を持って、真北を中心に。
雲の取れた早朝に撮影しました。

30秒×58枚をコンポジットしました。
撮影情報は、、、30'' F4.5 ISO640 MFです。

朝焼けも写り込み、思い出に残る1枚が撮れました。

意外に簡単なので、挑戦してみて下さい。


・・・ほんと、寒かった。



=撮影機材= すべてSONY製

カメラ

α77
http://www.sony.jp/ichigan/products/SLT-A77VQ/

NEX-5N
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-5N/store-w/


レンズ

カールツァイス Distagon T* 24mm F2 ZA SSM
http://www.sony.jp/ichigan/products/SAL24F20Z/

2012年11月4日日曜日

山岳写真塾 -3- 「空」

前々回、『山岳写真塾 -1- 「足もとを撮る」

前回、『山岳写真塾 -2- 「写真のアクセント」』を踏まえた上で、

やっぱり「空」の写真が大好きです。

山の上は空気がきれいで、雲も近く、色々な表情を見せてくれます。
夜、朝、昼、夕・・・と、ドラマチックでした。

とにかく撮りまっくった写真を見てやって下さい。

まずは、鋭気に満ちた朝から!








昼間の清々しい情景を!










一日を終える夕方の輝きを!





撮影日や、時間帯など、多少ランダムに並べてみました。

日の出30分前、日の入り30分後をマジックアワーと言い、太陽光の柔らかな影響で
空の表情が豊かになる時間がやってきます。

今回は毎日、天気が良く、いろいろな表情が楽しめて、本当に良かったです。


次回は「星」について書きたいと思います。


=撮影機材= すべてSONY製

カメラ

α77
http://www.sony.jp/ichigan/products/SLT-A77VQ/

NEX-5N
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-5N/store-w/


レンズ

カールツァイス Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMhttp://www.sony.jp/ichigan/products/SAL2470Z/

カールツァイス Distagon T* 24mm F2 ZA SSM
http://www.sony.jp/ichigan/products/SAL24F20Z/

カールツァイス Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

2012年11月2日金曜日

山岳写真塾 -2- 「写真のアクセント」


前回、『山岳写真塾 -1- 「足もとを撮る」』について書きました。

参考になったという御意見を頂き、ほんとうに嬉しいです。


今回は、「写真のアクセント」について書きたいと思います。


前回は、たくさんの種類の写真を撮るってことでしたが、
今回は、一枚の写真で、何を伝えるか、写真の表情をどう表現するかということを主題としたいと思います。

講師や他の参加者の方のお話でもありましたが、シンプルな風景写真や昆虫写真が好きな人もいてもよいし、今回の主題のような写真を好きな人もいてもよいとのことです。

ですから、「どちらが良いか。」ということではなく、
自分なりに似た情景の写真を撮ってきた中から選び、並べて、見ていただきたいと思います。

たとえば、この3枚です。

1枚目。
秋の雲と青い空の写真です。
シンプルで、癒されるような感じでしょうか。

2枚目。
葉の落ちた、木を入れました。
なんとなく、晩秋を思わせる感じでしょうか。

3枚目。
逆光で、太陽を石碑に重ねました。
不思議なパワーを持っている感じでしょうか。

どの写真がお好みかはわかりませんが、カメラの位置、アングル、人の位置によって同じ所で撮っても、伝わることが全然違うことがわかりました。


さて、次は。
「縦のものを入れると緊張感。等間隔に入れるとリズム。斜めは立体感。」
を試してみたいと思います。(少し写真が悪いですが。。。)

まずは、何もない、草原と空の写真です。
広大で、穏やかな印象です。

次に、鉄塔を等間隔で、(といっても2本ですが) 入れてみます。
すこし緊張感というか、しまった感じです。

さらにその鉄塔に、斜めの大きな鉄塔を入れてみます。
かなり迫力や立体感が出てきた感じです。

小さくても、斜めの鉄塔のおかげで、立体感がある感じです。


もうひとつ次に
「横でも、縦でも撮ってみる。ひいたり、寄ったりしてみる」
一般的には横の構図が撮りやすいのですが、縦にすることで、違う写真になります。
また、広角で全体像を入れるのもよいし、ズームで切り取ってもよいとのこと。


まず、横の構図です。
遠くの山々が見渡せる 広々とした感じでしょうか。

縦の構図にすると、空の広がりや、崖の高さがさらに伝わってきます。

今度は、広角とズームです。
今回宿泊した王ヶ頭ホテルを撮影しました。

まずは広角です。
まわりの情景も十分に伝わる感じでしょうか。

ズームにします。
建物の形状、山肌の具合より、自然の厳しさが伝わる感じでしょうか。

構図や被写体を少し意識するだけで、写真にアクセントが出て、伝わる情景が全然ちがうことに気付けて、ますます楽しくなってしまいました。

似たような構図の写真を並べてみますので、先に述べたちょっとした違いにより、
写真の印象がどう変わるか、見比べてもらえたらと思います。

木を入れました。

草を入れました。

大きな木はありません。

大きな木を入れました。

低木ばかりです。

枯れた形状の豊かな木を入れました。

ちょっとの工夫で、たくさんの違った写真が撮れました。
たくさん撮って、自分の感じた情景を 上手に伝えられるような写真が撮れるようになりたいです。


次回は、「空」について、引き続き書きます。



=撮影機材= すべてSONY製

カメラ

α77
http://www.sony.jp/ichigan/products/SLT-A77VQ/

NEX-5N
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-5N/store-w/


レンズ

カールツァイス Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMhttp://www.sony.jp/ichigan/products/SAL2470Z/

カールツァイス Distagon T* 24mm F2 ZA SSM
http://www.sony.jp/ichigan/products/SAL24F20Z/

カールツァイス Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA